こんにちは、今回は「飛び込み営業」がテーマです。飛び込み営業は古いやり方だとか、効率が悪いと言われることもありますが、実はこのアナログな営業手法には即効性があり、正しいやり方さえ知っていれば大きな成果を得ることができます。特に、インターネット検索を行っていない層にも直接アプローチできるという点で、飛び込み営業はまだまだ有効です。
この記事では、飛び込み営業の具体的なコツや、営業活動を効果的にするためのチラシ活用法を詳しく解説していきます。アナログ営業の強みを最大限に活かし、無駄なく成果を上げる方法をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
飛び込み営業はなぜ効果的なのか?
飛び込み営業が効果的な理由は、興味を持っている顧客と直接接触できる可能性が高いからです。インターネットを使った集客方法は時間がかかる場合もあり、広告を出すとその費用がかさむことがあります。一方、飛び込み営業は広告費を抑えながら、迅速に顧客を見つけ出し、契約に結びつけることができる即効性の高い手法です。
多くの人が「飛び込み営業は苦痛だ」「無駄が多い」と感じるのは、やり方を知らない、またはコツを掴んでいないからです。正しいやり方を実践すれば、飛び込み営業は効果的であり、むしろ楽しいと感じることすらあります。
飛び込み営業の基本的な心得
飛び込み営業を始める前に大切なのは、無策で挑まないことです。いきなりインターホンを鳴らして、何も考えずに商品を売り込もうとするのは失敗の元です。多くの人は忙しく、興味のない商品の営業をされると、迷惑に感じることがほとんどです。
そのため、事前の計画と段階的なアプローチが必要です。飛び込み営業では、相手にまず了承を得たうえで、自然な流れでアプローチを行うことが重要です。これにより、相手がイライラすることなく、話を聞いてくれる可能性が高まります。
効率的な飛び込み営業のコツ
私が30代の頃、フリーランスで仕事をしていた際、広告費が高騰したため飛び込み営業を試みました。しかし、最初は全く成果が出ませんでした。同じ方法を繰り返すのは無駄だと感じ、やり方を変えることにしました。すると、精神的にも楽になり、3〜4件の受注を得ることができ、5万円〜25万円の案件が入るようになりました。
大量に訪問し、確率を高める
飛び込み営業の最大のポイントは「確率の問題」です。100件以上訪問していれば、数件は話を聞いてくれる人に出会います。そのうちの何件かが購入に繋がります。要するに、数をこなすことで、欲しい商品やサービスを探している人に出会う確率が上がるのです。
重要なのは、興味がある人だけに営業を行うこと。興味がない人に無理に営業しても、お互いにストレスが溜まるだけです。例えば、私は「すみません、ホームページ制作とインターネット広告の運用を行っております。チラシだけ置いていってもよろしいでしょうか?」と軽く話しかけ、早々に立ち去るというスタイルを採用しました。
このようなやり方で、1日に数百件をこなしていくと、稀に「興味があるので詳しい資料を見せて欲しい」と言ってくれる人に出会えます。
チラシが営業してくれる
飛び込み営業においては、チラシの活用も非常に重要です。飛び込みしやすい場所では直接チラシを手渡しし、入りにくい会社にはポスティングで対応します。ここで重要なのは、チラシそのものに営業してもらうという意識です。
デザインや内容がしっかりしていれば、チラシが代表者の目に止まり、興味を持ってもらえる確率が高まります。しかし、内容が不十分だと、そのままゴミ箱行きになってしまいます。チラシの配り方にも工夫が必要です。
効果的なチラシ配りのコツ
- 手書きのメッセージカードを添えると親しみやすさが増します。
- 封筒に「代表者様へ」と書くことで、代表者の手に渡る確率が高まります。
- チラシにQRコードを付け、小冊子をプレゼントするという特典を加えるのも効果的です。これにより、見込み客との関係性を構築することができます。
チラシの内容とデザイン
チラシのデザインはとても重要です。内容が散漫で、何が言いたいのか分からないチラシは即座に捨てられてしまいます。チラシそのものが営業マンの役割を果たすように設計することが必要です。ポイントは、シンプルで一瞬で内容が伝わるデザインです。
以下の要素を含めると、チラシの効果がさらに高まります。
- キャッチコピー: 「300社との取引実績」「稼げるホームページを制作します」など、顧客にメリットを明確に伝えるコピーを用意します。
- お客様に伝えたいこと: 新商品の案内、サービスの説明、来店や問い合わせの促しなど、顧客にして欲しい行動を明確に伝えます。
- 特典の提供: クーポンや小冊子のプレゼントなど、興味を持ってもらえる特典を用意します。
テンプレートを活用することで、デザイン費用を抑えることができ、画像や文章を自社のサービスに合わせて差し替えるだけでプロフェッショナルなチラシが完成します。
継続が鍵
飛び込み営業もチラシ配りも、1回や2回では大きな成果は期待できません。ザイアンス効果(単純接触効果)を活用し、定期的に同じエリアにチラシを配布し続けることで、会社名やサービス名を覚えてもらい、最終的に受注に繋がる可能性が高まります。
諦めずに定期的なアプローチを続けることが、アナログ営業で成功するための鍵です。
最後に
飛び込み営業やポスティングは、デジタル時代でも十分に効果を発揮します。特に、正しいアプローチと工夫を凝らしたチラシを組み合わせることで、少ないコストで大きな成果を得ることが可能です。
今回紹介した方法を実践して、アナログ営業の効果をぜひ体感してみてください。時間はかかるかもしれませんが、継続することで確実に成果が得られるはずです。